拡大する写真・図版鶏手羽元のみぞれあん=合田昌弘撮影

記事後半で、作り方のポイントを動画でご覧いただけます

ごはんラボ 鶏手羽元のみぞれあん

 旬の「大根・カブ」を使いこなす最終回は、大根おろしを主役にした「鶏手羽元のみぞれあん」です。みずみずしい冬大根は皮ごとすりおろし、汁も余すところなく使います。

 鶏手羽元は最初に香ばしく焼き、味にメリハリと深みを与えます。みぞれに見立てた大根おろしを入れた煮汁の力でお肉もさっぱりといただけます。

 大根おろしは、お肉に火が通ったら汁ごと入れてさっと煮ます。煮すぎずに、大根おろしのフレッシュな食感をほどよく残し、舌触りよく仕上げます。

 旬の大根の甘みと骨付き肉のうまみが溶けこんだ汁は、片栗粉でとろみをつけてまとめます。とろみのおかげで食べやすいだけでなく、冷めにくく最後まで熱々で食べられます。アクセントに、爽やかなユズの香りを散らせば、寒い日にうれしいごちそうです。

 アレンジはお肉を旬のカキに変えた「カキのみぞれあん」。磯の香りが広がるあんもまた格別です。(才本淳子)

鶏手羽元のみぞれあん

材料・2人前 料理監修:料理研究家・杉本節子さん

□ 鶏手羽元 6本

□ 大根 150g

□ ショウガ 10g

□ サラダ油 大さじ1

□ ユズの皮 適宜

□ 酒 大さじ2

□ 鶏ガラスープのもと 小さじ1/2

□ 砂糖 大さじ1

□ 薄口しょうゆ 大さじ1と1/2

□ 片栗粉 大さじ1と1/2

【作り方】

①大根は皮をきれいに洗い、皮ごとすりおろす。ショウガは皮ごとすりおろす。

②鶏手羽元は骨に沿って包丁を入…

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