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情報セキュリティー「ラック」、取引先の情報流出 売却のHDD回収

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編集委員・須藤龍也
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 情報セキュリティー大手ラック(東京)で、社内や取引先の情報が含まれていた元社員の私物ハードディスク(HDD)が第三者に売却され、同社が回収していたことが朝日新聞の取材で分かった。同社は「情報流出事案」として14日午後、事実を公表した。不特定多数への流出はないと判断しているという。

 ラックによれば昨年10月、社外の第三者からの連絡で事実が判明したという。関係者によれば、フリマサイト「メルカリ」で手に入れた外付けHDDの購入者だった。

 同社がHDDを回収して調査したところ、約2千件の社内文書と最大約1千件の個人情報が含まれていたという。どちらにも取引先の情報が含まれており、対象となった企業に報告したという。

 このHDDはラックにかつて在籍していた元社員の私物で、自宅のパソコン(PC)のバックアップデータの中に今回流出した情報が含まれていたという。

 元社員は同社の調査に対し…

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