トヨタ、米国での新車販売台数が初の首位に GMが90年ぶりの陥落

ニューヨーク=真海喬生
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 2021年の米国での新車販売台数で、トヨタ自動車が米ゼネラル・モーターズ(GM)を上回り、初めて年間首位となった。半導体不足による生産減で、GMや米フォード・モーターが販売台数を前年から大きく減らした一方、トヨタは増やして逆転した。

 4日の発表によると、トヨタの新車販売台数は前年比10・4%増の233万台で、GMの221万台(前年比12・9%減)を上回った。フォードはまだ12月の実績を発表していないが、1~11月で計173万台(同5・6%減)にとどまり、年間でトヨタが首位となることが確実だ。

 米国の自動車市場は中国に次ぐ世界2位の規模で、日系メーカーにとって重要だ。米メディアによると、GMは1931年にフォードを抜いて以来、ずっと米国で首位だった。しかし、昨年は半導体不足の影響で米国やカナダの工場で減産を実施。販売が大きく落ち込んだ。トヨタも減産したが、影響はGMより小さかった。(ニューヨーク=真海喬生)

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