野党共闘見直しか継続か 参院選に向け問われる立憲民主のあり方

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記者解説 政治部・南彰

 10月の衆院選で議席を減らした立憲民主党の新しい代表に泉健太氏(47)が選ばれた。国政選挙自民党に7連敗中の野党勢力の再建を担うことになるが、早速、洗礼を受けている。

 「非効率なことは、絶対やめてもらわなあかん」

 臨時国会初日の6日。泉氏らが日本維新の会の国会内の控室を訪れた時のことだ。維新の馬場伸幸共同代表から憲法改正を議論する衆院憲法審査会の開催を要求された。

 泉氏は8日の代表質問で「現行憲法の役割は非常に大きい」「自民党にはまず現行憲法に真剣に向き合っていただきたい」と訴えたが、その翌日には、自民党が中心の与党側の憲法審幹事懇談会に維新と国民民主党が参加した。泉氏が「兄弟政党」と呼びかける国民民主の玉木雄一郎代表は「『審査会を開くな』『議論をするな』の勢力とは一線を画したい」と述べ、立憲などと距離を置く姿勢を示した。

 来夏に参院選を控え、その前段の国会運営で野党の足並みがそろわない。

 「複雑骨折の状況だ」…

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