国民民主党と、東京都の小池百合子知事が立ち上げた地域政党「都民ファーストの会」(都民ファ)が、「勉強会」を立ち上げることがわかった。新型コロナウイルス対策や行政のデジタル化などを議論するという。来夏の参院選をにらみ、小池氏の知名度を背景に存在感を高めたい国民民主と、国政進出を模索する都民ファの思惑が重なったとみられる。
国民民主の玉木雄一郎代表と小池氏は、15日夕にも東京都庁内で会談する予定。会談では、勉強会の具体的なあり方や、両党の連携に向けた方針などを確認するとみられる。
国民民主と小池氏は、関係が深い。2017年の衆院選では、小池氏が結党した「希望の党」に、民進党だった玉木氏らが合流。今の国民民主の多くはそうした経緯をたどっており、同党内では参院選をみすえ「小池氏が動くなら再び連携の可能性を探る」(幹部)と、かつての「小池旋風」を期待する声がある。
玉木氏はコロナ対策に絡み、生活困窮世帯への現金給付などを簡便にするためのデジタル化の重要性を訴えてきた。(鬼原民幸)
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