レールの「疲労」癒やす車両 JR東海が新型レール削正車を導入

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今泉奏
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 JR東海は、新幹線の傷んだレールを削ってなめらかにするための新型車両を導入する。「レール削正(さくせい)車」と呼ばれる車両で、下部に取り付けられた「と石」を回転させてレールを削る。2023年1月にも稼働し、設備投資額は約72億円を見積もる。

 レールは、繰り返し列車が通過することで、なめらかだった表面が荒れて、ザラザラとした「疲労層」ができる。これを放置すると、傷や亀裂ができ、破損してしまうことがある。そのため、レール削正車で「疲労層」を削り、なめらかに保たなければならない。

 現行の車両は、07年以降に導入したスイスのスペノ・インターナショナル社製で、2編成を保有。新型も同社から導入する。静岡県浜松市の浜松レールセンターに、23年1月、5月に1編成ずつ配備される予定だ。

 新型車両は、レール表面をレ…

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