ワクチン接種証明アプリ、誤データ続々発覚 修正も「紙」で人海戦術

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中島嘉克 女屋泰之
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 デジタル庁は今月20日から、新型コロナウイルスのワクチン接種を証明できるスマホ用アプリを導入する。しかし、国のシステムで一元管理されている接種者のデータに誤りがあり、自治体による修正作業も追いつきそうにない。このため、アプリに誤った接種証明が交付・表示されてしまう懸念が出ている。

 導入されるアプリでは、利用者がスマホから自分のワクチン接種に関するデータの取得を申請すると、自動的に接種日やワクチン名などのデータが交付される。これにより、アプリ上に接種を証明する二次元コードなどが表示できるようになり、飲食店やイベント会場、海外渡航時などに接種証明として使うことを想定している。

 しかし問題は、アプリに交付されるデータの大元となる政府の「ワクチン接種記録システム」(VRS)で、接種データの誤りが相次いで発覚している点だ。

 VRSは全国の接種者の情報…

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