コロナ禍、驚くほど減少した店舗数 専門家は「お願い」乱発に警鐘
浅沼愛 添田樹紀 久保田侑暉
新型コロナウイルス感染がいったん収束し、娯楽施設や飲食店は通常営業を取り戻そうと動き始めた。しかし、休業や時短営業による経営悪化で閉店に追い込まれるケースは少なくない。感染拡大を防ぐため、営業をどこまで制限するか。専門家は政府や国会が議論を怠ってきたと指摘する。
「何とか続けたかったが…」悔しがる支配人
10月中旬の週末。福岡市のボウリング場「西新パレスボウル」に、ピンをはじく音が響き渡った。約30人の常連客によるリーグ戦が開催されていた。にぎわいを見せるが、来年3月末に営業を終了する。
1972年開業で、2019年末には数千万円規模の改修工事を行った。その直後のコロナ禍だった。福岡県はボウリング場などに休業や時短営業を要請した。特別措置法に基づく「協力要請」もあれば、基づかない「働きかけ」も。「働きかけ」の場合、協力金は支払われない。
西新パレスボウルは要請に毎…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
新型コロナウイルス最新情報
最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]