2シーズンで分裂の北海道野球独立リーグ 運営方針で違い

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岡田昇
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 道内初の野球の独立リーグとして昨年スタートしたばかりの北海道ベースボールリーグ(HBL)から3球団が退会し、11月、新たに北海道フロンティアリーグ(HFL)が発足した。野球で地域の活性化をめざすという方向性は同じなのに、なぜ二つのリーグに分かれることになったのか。「発展か、安定か。球団経営をめぐる考え方の違いがあった」と関係者は話す。

 HBLは2020年、レラハンクス富良野BC(現・富良野ブルーリッジ、富良野市)と美唄ブラックダイヤモンズ(美唄市)の2球団で始まった。今シーズンは石狩レッドフェニックス(石狩市)と士別サムライブレイズ(士別市)の2球団が加わり、4球団でリーグ戦約70試合を行った。

 だが今秋、美唄と石狩、士別の3球団が退会し、HFLを設立。一方、HBLには新たに、すながわリバーズ(砂川市)と滝川プレインウィンズ(滝川市)の2球団が参入した。来シーズン、道内では計6球団が二つのリーグに分かれて活動することになる。

 「球団の体制づくりのタイミングに違いがあった」。11月5日、美唄市内であった記者会見で、HBL退会の理由を問われたHFLの荘司光哉代表(53)はそう説明した。食い違ったのは、日本独立リーグ野球機構(IPBL)への加盟の時期だ。HFL側の3球団は来シーズンからの加盟をめざし、新リーグ発足に踏み切った。

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