津商生徒が津駅前活性化をプレゼン

菊地洋行
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 【三重】「街灯が少なくて夜は怖い」「ごみ箱が少なくて不衛生」――。多くの生徒が津駅を利用している津商業高校(津市渋見町)の3年生約20人が26日の授業で津駅の強みや弱み、今後のあり方について考え、プレゼンテーションした。県や市の担当者が見学した。

 地域や身の回りの課題を研究する授業「津商プロデュース」の一環。ビジネス科経営情報類型の3年生22人が週に4時間受講している。今回は「私たちが考える津駅前開発について」をテーマに、10月下旬に着手。8班に分かれた生徒たちは駅周辺のフィールドワークやネット検索などで情報を集め、報告書やスライドにまとめた。

 津駅の強みとして生徒たちは「近鉄やJR、伊勢鉄道が乗り入れ、大阪や名古屋に直通」「最新のプリ機(写真シール機)がある」などと評価。弱みについては「手軽に立ち寄れる場所がない」「暗くて廃虚のよう」などと指摘。商業施設や外食店の充実、噴水や植栽、シンボルの設置などを提案した。堀川ひよりさん(17)は「一番使う駅なのに周囲が寂しい。写真映えする施設を増やして欲しい」と話す。

 生徒らは国、県、市による津駅周辺道路空間検討委員会でも発表する予定だ。(菊地洋行)

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