第3回選挙の「常識」数々教わったけど…「最年少」25歳候補が学んだこと

有料記事25歳新顔 選挙に出た

佐藤瑞季
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 プレッシャーには強いと思っていたのに。

 衆院選公示の朝。出陣式に支援者が集まった。

 「今井瑠々候補です」

 岐阜5区、立憲民主党の公認候補として紹介され、百数十人から拍手が起こる。さあ、支援者の前へ。

 その場にしゃがみこんだ。陣営幹部に支えられて進んだが、頭は真っ白。話す内容が出てこない。

 国民の代表者を決める選挙の「重み」を実感した。

衆院選の小選挙区では全国最年少の候補として、岐阜5区に立候補した立憲新顔の今井瑠々氏(25)は、約1万4千票差で次点に終わり、比例での復活もなかった。今井氏の選挙戦に、同学年にあたる記者が密着しました。

 選挙の決まりは複雑で、初挑戦の身には知らないことばかり。事務所には、選挙中にしていいことと悪いことが貼り出された。

 イメージカラーは顔色が映えるピンクを考えていた。「他党の候補とかぶる」と、緑になった。

 選挙戦の「常識」やコツも、大量に教わった。

 子どもにも声をかけなさい…

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    常見陽平
    (千葉商科大学准教授・働き方評論家)
    2021年11月4日12時0分 投稿
    【視点】

    ■腹の立つことにには、合理性があるのか 新しい選挙のやり方は可能なのか カフェでかかっているJ-POPのボサノバカバーのように無難な記事に思えてしまった、最初は。25歳の候補を、同世代の記者が描くという趣旨は朝日新聞記者のツイートで理解

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