最高裁の裁判官どう選ぶ? 弁護士に学者、女性の就任はいつから

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阿部峻介
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 最高裁の裁判官は、長官1人と判事14人の計15人。裁判所法は、その資格を「識見が高く、法律の素養がある40歳以上」と定めている。いまの15人は出身別で、裁判官6、弁護士4(うち山口厚判事は学者・弁護士)、学識者5(行政官2・検察官2・学者1)という構成だ。

 14人の判事は内閣が任命する。人選の過程は公表されていないが、出身母体ごとに候補者の選び方に違いがある。

 裁判官の出身者は、最高裁が候補者を選ぶ。裁判所の人事や予算などを担う最高裁事務総局や、最高裁に上告された案件の争点などをまとめる調査官、法務省民事局のいずれかを長く経験した人が多く、東京・大阪の高裁長官を経て最高裁判事に転じる人が大半だ。いまの6人もそうなっている。

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 弁護士の出身者は、日本弁護…

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