新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省の専門部会は1日、9月12日までの接種分のうち、接種後の副反応として重いアレルギー症状「アナフィラキシー」は計509件あったと公表した。ワクチン接種については引き続き「現時点では重大な懸念は認められない」と評価した。

 ファイザー製では、2月17日~9月12日の接種1億2278万9441回のうち、475件(100万回あたり4件)。モデルナ製では、5月22日~9月12日の接種2344万7233回のうち34件(同1・5件)だった。

 接種後に死亡した報告数は9月12日までにファイザー製で1157人(同9・4人)。モデルナ製で33人(同1・4人)だった。死亡した計1190人はすべて因果関係が「評価できない」か、「認められない」となった。

 また、ワクチン接種後の若者の死亡報告の頻度を分析。20代では、ワクチン接種後の死亡報告率はファイザー製が1日間で100万人あたり0・22人、モデルナ製が0・09人。人口動態統計によると、コロナワクチンの接種に関係なく20代全人口の死亡率は1日間で100万人あたり0・30人で、それより低かった。30代では、ワクチン接種後の死亡報告率はファイザー製が同0・18人、モデルナ製が同0・13人。全人口の死亡率は同0・80人だった。

 非常にまれだが接種後に生じる…

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