新型コロナウイルスのワクチン接種が人口の82%まで達しているシンガポールで、行動制限が再び強化されることになった。接種率の高まりを受けて8月にコロナ規制を緩和したところ、感染が急拡大。医療不足に陥る可能性が出てきたため、規制の再強化を迫られることになった。
9月27日から約1カ月間、外出時のグループの人数制限をいまの最大5人から最大2人に強める。官庁や企業は在宅勤務を原則とする。「難しい決断だった。市民の失望は理解している」。政府のコロナ対策の責任者を務めるローレンス・ウォン財務相は24日の会見でそう語った。
シンガポールのワクチン接種率は22日時点で人口の82%に達している。しかし8月下旬から感染拡大が加速。18日には1日1千人を超え、23日時点で1日1500人に達している。政府は今後2週間で6千人に達する可能性もあるとみる。
過去28日間の感染者約1万…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
新型コロナウイルス最新情報
最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]