ダイハツ、2工場の停止期間を再延長 コロナ禍で部品供給難

野口陽
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 ダイハツ工業は14日、稼働を一時止めている国内の四つの完成車工場のうち、2工場の停止期間をさらに延長すると発表した。本社工場(大阪府池田市)の停止期間を20~29日の8日間、ダイハツ九州の大分第2工場(大分県中津市)を17~20日と27~30日の6日間、それぞれ延ばす。東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大で、現地からの部品供給が滞っているため。

 ダイハツはこれまで8~9月の国内生産が約3・5万~4・5万台減る見込みとしていたが、今回の停止期間延長でさらに約1万台減りそうだという。

 コロナに伴う工場の停止は先月20日に発表したが、停止期間の延長は2回目。両工場では小型ワゴン車「トール」や主力の軽自動車「ミライース」などをつくっている。国内で最も生産能力が大きく、17日間の停止を決めている滋賀第2工場(滋賀県竜王町)などは延長しない。(野口陽)

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