秋田の星空、写真は語る 天文同好会撮影200点 大潟村で企画展

高橋杏璃
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 秋田県内の天文同好会「秋田星っこの会」の会員らが撮影した太陽や月、星などの写真約200点を展示した企画展「秋田の宇宙(そら)」が、大潟村干拓博物館で開かれている。10月10日には会員が講師を務める無料の「秋の星空観望会」があり、参加者を募集している。

 「秋田星っこの会」は、1986年のハレー彗星(すいせい)接近を機に発足。展示では、これまで撮りためた天の川の写真をつなげた横長のパノラマ写真や、太陽が沈む直前に大気が屈折して緑色に光る「グリーンフラッシュ」の瞬間、月食や日食の移り変わりが分かる連続写真などが並ぶ。

 博物館の船木信一館長は「大潟村は360度星が見える場所。星空の素晴らしさを多くの人に知ってほしい」と、星っこの会の協力を得て開催を決めたという。会が観察に使っている、直径40センチ、全長180センチの巨大な「ドブソニアン望遠鏡」も展示。10月の観望会でもこの望遠鏡を使うため、星雲や銀河をはっきり見ることができる。

 展示は12月26日まで。10月10日の観望会は村の生態系公園エントランス広場で、午後7時から。申し込み不要だが、マスクの着用と、懐中電灯の持参が必要。雨天の場合は13日午後7時半に延期する。実施可否は10日正午に判断し、博物館ホームページで知らせる。問い合わせは博物館(0185・22・4113)。(高橋杏璃)

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