妊娠しても…パラリンピック出場の米国選手を後押しする次男の言葉
遠田寛生
特別な思いを抱きながらコートに座っている。
東京パラリンピックのシッティングバレー女子米国代表のローラ・ウェブスター(35)は、「自分はとてもラッキーだ」と話す。
世界で知られているミドルブロッカーだ。女子が採用された2004年アテネ大会から、5回連続で全てのパラリンピックに出てきた。
私生活では3人の子どもを授かった。新型コロナウイルスの影響で、東京大会への家族の帯同はかなわなかったが、子どもたちは普段、練習パートナーを務めてくれる。そして現在、4人目がおなかの中にいる。
「妊娠して20週目を過ぎたあたり。体質的につわりが重く大変な人も多いと聞く。幸い、私はほとんどない。体調は本当にいい」
7月、自身のSNSで妊娠を公表した。東京大会の開幕を1カ月ほど先に控えていた。
プライベートな情報を公にした理由の一つに、周囲との関係がある。
8月28日、1次リーグのルワンダ戦後に理由をたずねると、笑顔でこう応じた。
誠実と自分らしさ
「まずは見た目だね。おなか…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら