政府のコロナ対策「実態直視を」 知事会新会長の平井氏

森治文
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 全国知事会は30日、新会長に鳥取県平井伸治知事(59)を全会一致で正式に選出した。任期は9月3日から2年間。平井氏はあいさつで「コロナと闘い、新しい日本とふるさとをつくる」をテーマに掲げ、「(コロナ禍を)一致団結して乗り越え、多様性と活力と安らぎに満ちた輝く未来の扉を開く役割を果たさなければならない」と述べた。

 記者会見では、新型コロナウイルスの感染状況のコントロールが難しい現状を踏まえ、政府のコロナ対策について「実態を直視してもらいたい。緊急事態宣言などの対象地域拡大はあったが、問題は政策の中身。そこに切り込んでほしいというのが知事の共通の願いだ」と話した。

 知事会の今後のコロナ対策では、政府への交渉や働きかけに加え、医師会や経済団体などと解決策を示したり国民に働きかけたりする「国民運動」のような手法を提案し、「ウイルスという共通の敵に国などと『ともに闘う知事会』をめざす」とした。

 平井氏は、現会長の飯泉嘉門徳島県知事(61)が1期で退くのを受けて立候補した。ほかに立候補はなく、無投票で新会長に選ばれた。(森治文)

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