総裁選に色気?河野行革相、政治理念まとめた自著出版へ

自民

坂本純也
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 将来のリーダー候補の一人として名前が挙がる河野太郎行政改革相が、政策や政治理念をまとめた自著「日本を前に進める」(PHP研究所)を27日に出版する。9月29日投開票の自民党総裁選を見計らったかのようなタイミングに、党内で「総裁選への色気の表れでは」などと臆測を呼んでいる。

 著書では、新型コロナ禍のもとで担当するワクチン接種の取り組みや、外交・安全保障、デジタル化社会に向けた規制改革などについて持論を展開している。一方、将来の首相への意欲や総裁選の対応には触れていない。

 河野氏は8月24日の記者会見で、総裁選で菅義偉首相が立候補の意向を示していることへの受け止めや、自身の対応を問われ、「国民の健康を守る責任を任されている。それをしっかりやっていきたい」と述べた。党内では、首相を支える考えを示したと受け止められているが、「世論の動き次第では、立候補を探る可能性もあるのでは」(衆院中堅)との声もある。(坂本純也)

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