12万人が入院できず 病床使用率、33都府県で5割超

有料記事

田伏潤
[PR]

 新型コロナウイルスに感染しても入院できていない人は全国で12万人を超え、病床使用率は33都府県で5割以上となった。首都圏を中心に医療は全国的に逼迫(ひっぱく)しており、コロナ対策を厚生労働省に助言する専門家組織は25日の会合で「災害時の状況に近い局面が継続している」と指摘した。

 厚労省の資料によると、自宅療養とされている感染者は7月21日に1万人を超え、8月4日に約4万5千人、11日に約7万4千人、18日に約9万7千人と加速度的に増えている。療養先を調整中とされている感染者は18日に3万1千人だった。

 自宅療養は首都圏に多く、18日段階で東京都は約2万2千人、埼玉県約1万5千人、神奈川県約1万3千人、千葉県約8千人だった。

 背景には各地の病床が埋まっているという実態があり、病床使用率は33都府県で5割を超えた。宮城県の81・5%、神奈川県81・0%、山梨県82・3%、滋賀県89・7%、和歌山県89・8%、沖縄県83・9%が特に高かった。

 直近1週間の新規感染者数は…

この記事は有料記事です。残り393文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]