横浜IR撤回で他の候補地は 推進維持も強まる不透明感

有料記事横浜市長選挙

木村聡史
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 観光施策として、国が進めてきたカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致。横浜市長選で反対を訴えた野党系候補が当選したことで、横浜市は撤回する見通しとなった。誘致に名乗りを上げていた西日本の3都市は、この結果をどう受け止めたのか。

 名乗りを上げているのは大阪府・市と和歌山県長崎県だ。

 「選挙結果を市民がどう受け止めるかを注視する。手続きは粛々と進め、反対の市民にも理解を得られるよう努めたい」。長崎県佐世保市の担当者はこう語る。同市のテーマパーク「ハウステンボス」への誘致に向け、同県はオーストリアの国営企業傘下の「カジノ・オーストリア・インターナショナル・ジャパン」(東京)に運営事業者を絞り込み、月内にも正式決定する予定だ。

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