ホラーとしか思えない「性交同意年齢13歳」

有料記事多事奏論アピタル編集長インタビュー

科学医療部次長・岡崎明子
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記者コラム 「多事奏論

 緊急事態宣言下の五輪も、残すところ5日になった。今日は、夏季五輪史上最年少で日本代表に選ばれた開心那(ひらきここな)さんがスケートボード・パークに出場する。2008年生まれの12歳は、SNSにアップされた動画を教科書代わりに練習してきたという。

 そう。この世代にとって、SNSは嗜好(しこう)品ではなくインフラなのだ。だから未成年の子どもを持つ親としては、少し前に見たチェコのドキュメンタリー映画「SNS―少女たちの10日間―」があらわにした現実は「ホラー映画」にしか思えなかった。

 3人の「12歳」の少女がSNSのアカウントを開設すると10日間で計2458人の成人男性が食いついてきた。彼らはビデオチャットでいきなり自慰を始め、「写真を交換しよう」と勃起した性器の写真を送りつける。少女たちが求めに応じて偽の裸の写真を送ると「ネット上でばらまくぞ」と脅し、さらに写真を送るよう求める。

 3人は幼く見える成人女性だ…

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