93歳のユニークな自撮り、有名に「生きてる間は撮る」

前田健汰
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 ゴミ袋に入ったり、物干しざおにつられてみたりするなどユニークな自撮り写真で知られ、写真投稿アプリ「インスタグラム」のフォロワー数が24万人を超える(7月4日現在)熊本市在住の写真家、西本喜美子さん(93)の個展が、山口県防府市の市地域交流センター・アスピラートで開かれている。16日まで。

 友達に誘われ、72歳で息子の和民さん(65)の写真塾に入った西本さん。「自分の考えがどうすれば反映されるか想像する」のが楽しみで、写真のとりこになった。その場の風景を見て、こうしたら面白そうと考える。見てくれた人が笑顔になる瞬間がたまらないという。「生きている間は撮り続けるよ。寝たきりになったら、天井を撮る」。まだまだ作品は増え続けている。

 今回は自撮り写真を中心に101点の作品を展示している。自撮り写真以外に、和民さんが「光の魔術師」と称賛する野菜や植物の「静物写真」もおすすめ。一般550円、高校生以下無料。火曜休館。問い合わせはアスピラート(0835・26・5151)。(前田健汰)

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