新宿、名古屋、広島、福岡などで再開発 明治安田生命

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津阪直樹
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 明治安田生命は2022年度までに東京・新宿、名古屋、福岡、広島、金沢の一等地に持つ不動産の再開発に着手する。計約1千億円を投じ、大型ビルを建てる計画だ。超低金利で運用収益が低迷するなか、高利回りを見込める不動産投資を強化する。温室効果ガス排出量が多い古いビルを建て替え、脱炭素も進める。

 まず手がけるのは、新宿駅西口の目の前にあり、前身の旧安田生命が本社を構えた新宿ビル。地上9階のビルをすでに取り壊しており、地下4階地上23階の高層ビル(敷地約6300平方メートル)に建て替える。8月1日に着工し、25年11月に完成予定。オフィス(地上4~22階)や飲食店などの商業施設(地下1階~地上1階)のほか、コンサートができるホールや子育て支援施設も設ける。ホールは災害時、帰宅困難者を受け入れられるようにする。

 855平方メートルの庭園を屋上に設けたり、電気自動車の充電設備を作ったりもする。明安は50年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指しており、環境に配慮したビルへの建て替えも対策の一環となる。

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