縄文遺跡群の世界遺産登録を祝う

増田洋一 井上怜
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 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産への登録が27日夜、決まった。この遺跡群には秋田県鹿角市大湯環状列石北秋田市の伊勢堂岱(いせどうたい)遺跡が含まれる。県内でも県庁や鹿角市で登録決定を祝う行事があった。

 県庁第二庁舎には午後6時半ごろから約50人の関係者が集まり、大型スクリーンで審議の様子を見守った。7時ごろ、縄文遺跡群の登録が決まると、佐竹敬久知事や県議らがくす玉を割って祝った。

 佐竹知事は「(県内)二つの遺跡の価値を県民とともに見つめ直し、しっかり保存しつつ、地域の活性化に貢献してもらうことが我々の責務だ。そういう意味で今日が新しいスタートだ」とあいさつした。

 鹿角市の大湯ストーンサークル館では夕方、縄文時代の知識を問う「縄文ウルトラクイズ」や、縄文の衣装を着て火をおこす体験などのイベントが催された。親子連れなど30人以上が参加した。(増田洋一、井上怜)

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