大分市は6日、新型コロナウイルスのワクチン接種で、基礎疾患のある人と並行し、就職や受験を控えた高校3年生らを対象とした優先接種の予約受け付けを12日に始めると発表した。希望者はインターネットかコールセンターで予約をとり、市の接種センターか医療機関で接種を受ける。

 市保健予防課によると、対象となるのは市内にある高校の3年生や特別支援学校、高校専攻科の最終学年の生徒。約4700人いるという。このほか、既卒で就職や受験を控えた浪人生も受けられる。

 市内にある小中学校、義務教育学校、特別支援学校の教職員約3700人が対象の優先接種も12日に始め、夏休み期間を中心に同市の大分センチュリーホテルでの集団接種を行う。

 高校3年生ら、教職員ともにファイザー製ワクチンを使用する。(中沢絢乃)

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