名古屋市、「不自由展」会場を休館 事実上中止に

【動画】「表現の不自由展・その後」出展作品の展覧会場で郵便物が破裂した=山崎輝史、小林圭撮影

 名古屋市は8日、同市中区栄4丁目の市施設「市民ギャラリー栄」に届いた郵便物を開封した際に破裂音がした問題を受け、11日まで同施設を臨時休館すると発表した。「施設や利用者などの安全を確保するため」と説明している。

 施設8階では、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で一時中止された企画展「表現の不自由展・その後」出展作品の展覧会が6~11日の日程で開かれており、会場前では展覧会に反発する人の街宣活動と、開催を支持する人の抗議活動が続いていた。

 臨時休館によって、事実上の展覧会中止となる。河村たかし市長は8日、記者団の取材に応じ、「犯罪が起きたら止めないといけない。市民の命を守るのが市長の絶対的な義務だ。市民を守ることがテロに屈したことにはならない」と述べた。

 同じ施設では、不自由展に反発する団体による別の展覧会「あいちトリカエナハーレ」も、9~11日の日程で開かれる予定だった。