オリックスの神様?仏様? 丸刈りの左腕、人気も急上昇
マイナビオールスターゲーム(7月16、17日)にファン投票で初選出されたオリックスの19歳投手、宮城大弥(ひろや)。実力もさることながら、愛嬌(あいきょう)ある風貌(ふうぼう)と人柄で、人気も急上昇している。
沖縄・興南高からドラフト1位で入団して2年目の左腕。宮城は6月11日、開幕前から切っていないという長い髪を突如丸刈りにしてグラウンドに現れた。
験担ぎに髪を伸ばしていたが、2日の阪神戦で1敗し、「髪の毛に相談してどうするか決めます」と話していた。
当初9ミリに丸める予定だったのが、断髪を担った後輩の新人捕手、中川拓真のミスで五厘刈りまで短くなったという。宮城は「たくさん笑ってくれたらうれしいです」。
丸刈りにしてから選手たちが、宮城に向かって手を合わせて拝むようになった。帽子を奪い、頭をなでる姿も見られた。
大勢の先輩たちからいじられ、本人は「いい反応がとれなくて(どう返していいか)困っています」と困惑気味。だが、「お辞儀が一番正しいと思う」と拝み返しているという。
丸刈り姿はファンからも「可愛い」と好評で、球団は宮城が先発登板した27日、「神様、仏様、宮城様」とあやかったTシャツやタオルを発売した。
グッズを持って応援した大勢のファンの前で、パ・リーグ単独トップの8勝目を挙げた宮城は「たくさん買ってくれて、見られたので良かった。本当にうれしい」。だが、髪の毛については「伸ばしたいと思います」。
球宴ファン投票のパ・リーグ先発投手部門でも楽天・田中将大の2倍以上の23万4046票を集めてトップに立った。「本当によく分かんないですけど、少しでも自信を持てるように頑張りたい」と意気込む。
人気急上昇中の左腕だが、まだ、街中で声をかけられたことはないという。冗談なのか本気なのか、「多分、身長(171センチ)が低くて……」と話す。
球宴での快投でますます知名度を上げるだろうか。(佐藤祐生)
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