自民・林元文科相、衆院山口3区にくら替えへ 分裂選か

笹井継夫
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 自民党参院議員の林芳正元文部科学相(60)が、参院山口選挙区からくら替えし、次期衆院選で山口3区から立候補する意向を固めた。所属する岸田派宏池会)の複数の幹部に伝えた。山口3区は、二階派幹部の河村建夫官房長官(78)が現職で、分裂選挙になる可能性がある。

 林氏は16日に出演したテレビ番組で「最終的にそれ(首相)をめざすという気持ちを今でも持っている」と説明。「支援者からは、参議院から総理になった人はいないという声をいただく」とも述べ、衆院にくら替えして首相をめざす考えを示していた。すでに山口3区内に住民票を移し、事務所を開設するなど立候補への準備を進めている。

 林氏は1995年に参院で初当選し、当選5回。防衛相や農林水産相などを歴任し、2012年の党総裁選に立候補している。過去の衆院選では、党山口県連執行部が林氏の公認を求めた経緯もある。(笹井継夫)

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