「やせた方がいい声出る」オペラ歌手、ご褒美めざし奮起

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小西孝司
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 オペラ歌手でもある島根県隠岐の島町の学校の先生が、1年がかりのダイエットに挑戦している。「コロナ太り」の体重を半減させようと、ある「ご褒美」を掲げて奮起している。

 松江市出身の県立隠岐養護学校教諭、高橋泰臣(やすおみ)さん(34)。松江北高校、東京芸術大声楽科を卒業後、島根の音楽の発展に携わりたいとUターンし教師の道に。益田の学校を経て、2017年に隠岐に赴任した。県内各地のコンサートに出演するほか、様々な合唱団の指導にも取り組む。

 ところが昨年、コロナ禍で軒並みコンサートが中止に。合唱団の練習も取りやめになった。学校も夏休みに入ってやることがなくなると、「キャンプ飯」や酒に走った。気づくと、165センチの身長に体重は120キロ。20キロ近く太っていた。

 妻で声楽家の森屋結さん(33)からは「やせなさい」。「師匠」である大阪のオペラ歌手からは、ダイエットで体重を半減させた人のユーチューブ動画が届き、「やせた方がいい声が出るぞ」と言われた。

「やりたくない」 3日で一時挫折

 声のパートは高音域のテノー…

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