囲碁の藤沢里菜、ライバル上野を倒し女流立葵杯5連覇

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 囲碁の第8期女流立葵杯三番勝負が18、19の両日、福島県会津若松市で打たれ、藤沢里菜女流立葵杯(22)が挑戦者の上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(19)に2連勝のストレートでタイトルを防衛した。これで5連覇を達成し、「名誉女流立葵杯」の称号を名乗る資格を得た。藤沢の名誉称号の取得は初。

 女流タイトルを分け合うツートップの決戦。2局とも序盤は藤沢が後れをとったが、中盤以降、「ハンマー」の異名を持つ上野の剛腕を巧みに封じ、抜き去った。ふたりの番碁は一昨年1月の女流棋聖戦を皮切りに6度目。うち藤沢が4シリーズを制し、上野に対して一日の長を見せている。

 藤沢は「苦しい展開で内容がいいというわけでもなく、まだまだ課題があると思う。5連覇は意識してなかったけど、素直にうれしく思います」。15、16日の本戦準決勝、決勝を勝ち上がって藤沢への挑戦権を獲得し、三番勝負に臨んだ上野は「大丈夫かなと思ったけど、自分の力は出せたかなと思います」と話した。

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