大阪北部地震から3年 塀倒れ女児犠牲の小学で追悼

細見卓司
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 最大震度6弱の揺れが都市部を襲った大阪北部地震から18日で3年を迎えた。ブロック塀が倒壊して女児が亡くなった大阪府高槻市の小学校では関係者が黙禱(もくとう)し、子どもの安全を守ることへの誓いを新たにした。

 地震は2018年6月18日午前7時58分ごろに発生。大阪市北区と大阪府の高槻、枚方、茨木、箕面の各市で震度6弱を観測し、府内で6人が死亡した。

 高槻市立寿栄小学校では、登校中だった三宅璃奈(りな)さん(当時小学4年生)が、倒れたブロック塀の下敷きになり亡くなった。同小学校では18日朝、浜田剛史市長や地震翌年に着任した佐藤美恵校長らが正門の献花台に花を手向けた。佐藤校長は「これからも事故のことを決して忘れず、安全で安心な学校づくりに全力で取り組んでまいります」と述べた。

 事故現場近くや献花台には、市民らが供えた花束やお菓子、ジュースが並んでいた。樽井弘三教育長は報道陣に「本来、安全であるべき学校施設により、このような事故は二度と起こしてはならないと決意を新たにした」と語った。(細見卓司)

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