面倒な水切りが簡単に きじまりゅうた流、豆腐の肉巻き
ヘルシーで栄養価も高い豆腐は、家庭料理になくてはならない食材といっても過言ではありません。料理研究家のきじまりゅうたさんが提案する「きじまりゅうたのおうちごはん!!」シリーズ。今回はこの豆腐をテーマにして、3品を紹介します。
豆腐というと、冷ややっこに代表されるようにサッパリとした味わいをイメージする方も多いのではないのでしょうか。でも、このシリーズは、サブテーマを「ガッツリおかず」と設定しました。
ご飯のお供、部活が終わった後のお子さんが白米をたくさんかき込むような、おかずばかりをそろえています。もちろん、あまり刺激が強い味付けにはしていないので、小さいお子さんでも食べられます。
また、豆腐は油揚げに厚揚げなど、加工することでまた別の特徴を持った食材になります。3回それぞれ別の種類を使います。
第1回は「焼き豆腐」です。焼き豆腐を豚ロース肉の薄切りで巻いてフライパンで焼き、あまじょっぱいしょうゆベースのタレをからめます。
この料理は「水切りの作業がほとんどいりません」(きじまさん)という焼き豆腐が持つ特徴を生かしています。実際、調理作業はペーパーで表面の水気を拭くだけです。
きじまさんは「豆腐がメインの食材なので、数字で見ればヘルシーだけど、食べればガッツリ満足感がある料理です。お弁当に入れても、喜ばれると思います」と話します。
詳しい作り方は動画をご覧ください。(岩沢志気)
材料(2人分)
焼き豆腐:1丁(300g)
豚ロース薄切り:12枚(150~200g)
カイワレ:1/2パック
卵黄:1個
小麦粉:大さじ3
サラダ油:大さじ1
【A】
しょうゆ:大さじ2
みりん:大さじ1
砂糖:大さじ1
水:大さじ1
【B】
塩:少々
コショウ:少々
作り方※詳しくは動画で
①豆腐の水気をペーパーで拭き取り、12等分の一口大に切る
②カイワレは根元を落として2~3cmの長さに切る
③Aの調味料を混ぜておく
④フライパンに油をひいておく
⑤豚肉を縦向きに置き、手前に豆腐を置いて、肉を巻きつける。肉巻きにBを振り、小麦粉をまぶしつける
⑥フライパンに肉巻きのとじ目を下にして並べてから、中火にかける
⑦焼き色がついたら裏返し、両面を焼く
⑧2分焼いたら、混ぜたAを加えて2~3分ほど煮絡める
⑨とろみが付いたら器に盛り、カイワレをのせる。お好みで卵黄をのせる
きじまりゅうたさんの略歴
きじま・りゅうた 祖母で料理研究家の村上昭子、母で料理研究家の杵島直美から多彩な家庭料理を学ぶ。子育て世代に響くアイデアメニューが雑誌や料理サイトで人気。「きょうの料理」「キユーピー3分クッキング」にも出演中。1981年生まれ。「NHK きじまりゅうたの小腹すいてませんか? パパッとレシピ」(宝島社)「きょうも明日も炒めもの」(学研プラス)など著書多数。
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