牛丼、空を飛ぶ…ドローンで配達、吉野家など実証実験

土屋亮
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 牛丼チェーン「吉野家」と宅配代行「出前館」などが、作りたての牛丼を小型無人機ドローン)で配送するサービスの実証実験の様子を神奈川県で今月、公開した。将来の実用化に向けて検討を進める。

 実証実験では、吉野家が横須賀市内の公園の近くのキッチンカーで、4人前の牛丼を調理。出前館の担当者らが、保温機能のある箱に入れてドローンに積み込んだ。ドローンは、約5キロ離れた市立病院の屋上に約10分で到着。牛丼は、病院関係者に届けられた。実験で使ったドローンは、重さ5キログラムまでの荷物を配送できる。

 航空法の改正で来年度以降、ドローンは市街地など有人エリアの上空でも、機体が見えない状態で操縦する目視外飛行ができるようになる。宅配業界は外資系を交えた競争が激化し、配達員の確保も課題になっている。出前館の藤井英雄社長は「まとまった数の食べ物を施設に運ぶなど、活用方法を考えていく」と話した。土屋亮

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