新型コロナウイルス患者受け入れに関する不適切発言などが指摘された国立の旭川医科大学(北海道旭川市)の吉田晃敏学長を巡り、学長としての適格性などを議論する学長選考会議が1日開かれた。同日示された第三者委員会の報告では、吉田学長が昨秋、付属病院長(当時)に「お前が辞めろ」などと辞任を迫ったとされる発言の事実が認定された。今後、発言がパワーハラスメントにあたるかどうかなどを議論し、吉田学長の処分などについて6月中に結論を出す見通し。

 1日の会議は非公開で行われ、弁護士らでつくる第三者委の調査内容が報告された。関係者によると、報告の中で発言の事実関係が認定されていたという。

 吉田学長を巡っては、この辞任要求発言のほか、近隣の滝川市立病院から高額報酬を受け取っていた問題も指摘されている。また、学内の教授らからは学長解任請求も学長選考会議に出されている。これを受け、選考会議は第三者委を設けて吉田氏の学長としての適格性を議論している。

 今回、第三者委が認定したのは…

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