晴天の下、尾瀬山開き

上田真仁
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 尾瀬の山開きが29日、福島県檜枝岐村の村営沼山峠休憩所前であった。地元関係者らが、今シーズンの登山の安全を祈願した。

 尾瀬ケ原は福島、群馬、新潟の3県にまたがり、式典は持ち回りで開かれている。この日の神事には、星明彦村長、星浩彦・尾瀬檜枝岐温泉観光協会長ら12人が出席。シーズンの幕開けを待ちわびた登山客やハイカーら約30人が見守った。

 星村長と、茨城県ひたちなか市からきた子どもたちがテープカットをし、好天の下で尾瀬沼に入った。沼山峠登山口から尾瀬沼にいたる木道は一部、雪が残っているところも。登山客らは、ミズバショウにカメラを向けていた。

 村観光課によると、昨年7~10月、沼山峠登山口から尾瀬沼に向かった入山者は1万4303人だった。星観光協会長は「コロナ禍でも、尾瀬の魅力を存分に楽しんで」と話していた。(上田真仁)

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