日本の感染状況、最高レベル CDC分析もとに渡航中止

ワシントン=合田禄
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 米国務省は各国への渡航情報について、公開情報のほか、各国の大使館や領事館からの情報、米疾病対策センター(CDC)の分析などをもとに、最近は数日間隔で更新している。米国民への入国規制や飛行機の運航状況なども踏まえているという。

 日本については24日、「新型コロナのため、日本には渡航するべきではない」と勧告した。安全上の深刻なリスクがあるレベル3「渡航再検討」から、命を脅かすリスクが高いレベル4「渡航中止」に変更した。日本のほか、インドやブラジルドイツカナダなど約150の国も渡航中止になっている。

 同日更新されたCDCの分析では、日本について「ワクチン接種を終えた人でも変異株に感染し、感染を広める可能性がある」と指摘。日本の感染状況を4段階で最高レベルの「極めて高い」に引き上げた。

 CDCの判断基準は主に直近28日間の人口10万人あたりの感染者数と検査数だ。二つを組み合わせ、あらかじめ定めた指標を上回ればレベルが上がる仕組み。感染者数が少なくても、検査を十分していないと高いレベルになる。レベルを下げる際にはワクチンの接種率も考慮される。(ワシントン=合田禄)

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