でっかい道路にすごいお寺 聖徳太子は敏腕プランナー?

有料記事

上田真美
[PR]

 聖徳太子が現代にいたとしたら、職業はすご腕のプランナー? そんな漫画を奈良県が運営するWEBサイト「なら記紀・万葉」で公開している。

 「でっかい道路を通す」

 「すごいお寺たくさん作っちゃおう」

 髪を後ろで結ったノーネクタイのプランナー・聖徳太子が遣隋使の報告を受け、次々と大胆な提案を繰り出す。「隋から学ぶ国作り会議」の場。出席者は驚くが、スーツ姿のディレクター・蘇我馬子は「良いですね 仏教…アサインしましょう」と応じ、実行に移していく。

 少年誌などで活躍する漫画家の凸ノ高秀(とつのたかひで)さんが作画を担当した。よく知られた太子の肖像画のイメージをいかしつつ、勢いのある起業家風に仕立てた。

 同サイトの聖徳太子没後1400年の特集ページに掲載されている。サイトは県の歴史遺産を活用する「記紀・万葉プロジェクト」の一環だ。

 県文化資源活用課によると、同プロジェクトの講演会などはシニア層の参加が大半で、若い世代との接点が課題となっていた。事業委託先のサイト管理運営会社と相談する中でSNSで人気の漫画家に作品を描いてもらう案が出たという。

 凸ノさんは大阪府出身で、奈…

この記事は有料記事です。残り567文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら