「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戦えというのか。このままじゃ、政治に殺される」。11日の全国紙朝刊に掲載された全面広告が賛否を呼んでいる。広告を出したのは、出版社の宝島社。どんな意図を込めたのか。
広告は朝日、読売、日経の朝刊に掲載された。戦時下の子どもたちの訓練を思わせる写真が見開きの紙面に大きく使われ、巨大な赤いウイルスが中央に配置されている。「いつまで自粛をすればいいのか。我慢大会は、もう終わりにして欲しい」「無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。今こそ、怒りの声をあげるべきだ」と強い口調のコピーが続く。
国の新型コロナウイルス対策への痛烈な批判とも読める内容に、ネット上では「まったくそのとおり」「よく言ってくれた」と賛同する声があがる一方、手洗いやマスクの着用、「密」の回避といった感染症対策を非科学的な「タケヤリ」に例えていることへの批判などもあがった。
同社広報課は取材に書面で回…
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