石丸幹二、コロナ禍でも「果敢に」コンサートへの思い

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聞き手・小原智恵
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 テレビ番組「題名のない音楽会」の司会など多彩な活動を続けてきた俳優・歌手の石丸幹二が、デビュー30周年を記念したコンサートを名古屋などで開く。コロナ禍の今、「果敢に続けていきたい」と語るコンサートや音楽への思いを聞いた。

30周年記念コンサートは6月4日の大阪を皮切りに、東京、名古屋、広島、札幌で開催される。ファンの人はもちろん、童謡やアニメソングなども取り入れて幅広い人たちに楽しんでもらえるプログラムにしている、と言う。

 コロナ禍では演奏機会が減ってしまい、1回1回を大切に「明日もうできないかもしれない」という思いで向き合うようになりました。これまでも力を抜いてきたわけではないですが、特別だという思いが高まりました。コロナ禍があったから我々に芽生えた真剣度の高まりです。

 特に「題名のない音楽会」では、現在、スタジオで収録を続けています。プレーヤーをお迎えすると「何カ月ぶりだろう、演奏するの」という言葉を何人もおっしゃるんですよ。私もそうですが多くの音楽家は「誰かのために演奏するんだ」ということを思い出した、強く感じたという思いがあります。ベテランたちも足が震えたとおっしゃられた方もいます。勘が鈍ったとかじゃなくて、思いが募ったんだなと捉えました。

 昨年、30周年を迎え、全国…

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