元大物外交官が「五輪反対」のツイッターを始めた理由

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片田 貴也
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 五輪をしたい、コロナも退治したいなんて、どちらかに絞らないと命は守れません――。元大物外交官が、「五輪反対」を掲げてツイッターを始めた。背景にあるのは、ものごとが「空気」で決められていくことへの危機感だ。

 ツイッターを始めたのは、政策研究大学院大学客員教授の飯村豊さん(74)。インドネシアフランスの大使などを歴任した。

 @iimura_yutaka のアカウントでツイートを始めたのは4月29日。その3日前、大会組織委員会が日本看護協会に対し看護師500人の派遣を要請したというニュースを知ったことがきっかけだ。

 最初に、こう投稿した。

 #看護師の五輪派遣は困ります スポンサーファースト、#政治家ファースト、#アスリートファースト で市民置き去りの #五輪反対。ましてや看護師さんをボランティア名目で、病人から奪おうなんて信じられません

ツイッター経験ゼロ、「むかつき」きっかけに

――ツイートを始めたきっかけはなんでしょうか

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 「ウェブで記事を見た時、『…

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