1日の死者数、過去最多に 全国で6057人の感染確認

[PR]

 新型コロナウイルスの国内の死者は7日午後11時半現在で146人に上り、今年2月10日の121人を超えて、1日あたりの過去最多を更新した。大阪府で50人、兵庫県で39人と、いずれも過去最多となった。死者が100人を上回るのは2月16日(101人)以来、約3カ月ぶり。

 感染者は新たに6057人が確認された。6千人を超えるのは、1月16日(7042人)以来、約4カ月ぶり。また、厚生労働省によると、重症者数は6日時点で1131人となり、4日の1114人を超え、過去最多を更新した。重症者数は3月に300人台まで減っていた。人工呼吸器やECMO(エクモ)(体外式膜型人工肺)による処置が必要な重症者が増えれば、医療の逼迫(ひっぱく)状況は厳しさを増す。

 感染者が全国で最も多かったのは大阪府で、1005人。次いで東京都が907人だった。1日の感染者数が過去最多となったのは、福島、石川、岐阜、愛知、岡山、香川、福岡、佐賀、大分の9県に上った。

 感染後に入院先が決まらないまま亡くなった例も相次いだ。

 神戸市と大阪府門真市の高齢者施設では4月以降にクラスター(感染者集団)が発生。それぞれ25人と13人の入所者が死亡した。神戸市の施設では25人のうち23人、門真市の施設は13人のうち8人が入院先が決まらないままだった。大阪府と兵庫県では病床が逼迫(ひっぱく)しており、多数の入所者が施設での療養を続けていたという。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]