東京五輪の開催に逆風が吹くなか、大会に出場するオーストラリア女子ソフトボールチームが6月1日に事前合宿のため来日する。大会の延期決定後、海外選手団としては初の入国となる。合宿地でホストタウンの群馬県太田市では、選手と市民を新型コロナウイルスの感染から守る「厳戒態勢」が敷かれる。選手たちは大会直前までの1カ月半、どのように過ごすのか。陽性者が出たら、どう対応するのか。
人口約22万人。自動車メーカー「スバル」のおひざ元で、北関東有数の工業都市・太田市に、豪州の選手ら33人がやってくる。
選手団は6月1日午前に成田空港に到着。すでに母国でワクチン接種を終えており、入国の条件となる陰性証明を得ていると見られるが、空港でさらに検査を受け、午後に専用バスで市中心部にあるホテルに入る予定だ。
「陰性証明を得て入国されるので、こちらが選手に感染させないよう、万全の対策で何事もなく本番に送り出したい」と市の担当者。選手らは、新型コロナ対策など行動ルールを定めた「プレーブック」にのっとって行動。市は、国のまとめた感染対策のマニュアルをもとに迎え入れる。
滞在先のホテルは、一般客との「動線の分離」を徹底するという。
このホテルは地上10階建て…
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