検察官の定年延長「余地なし」 改正案、衆院委で可決

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三輪さち子
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 国家公務員の定年を60歳から65歳に引き上げる国家公務員法改正案は23日、衆院内閣委員会で賛成多数で可決した。検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案も含まれており、検察官に国家公務員の定年延長は適用しないと明記した。安倍政権は昨年、東京高検検事長だった黒川弘務氏の定年を延長したが、こうした延長はできないことになる。

 23日の衆院内閣委員会で、立憲民主党後藤祐一氏は「いま審議中の法案では、(検察官には)定年延長の規定は適用しないと明確になっている。この法案が施行されたら、解釈変更は存在しなくなるということでいいか」と質問した。

 小野田紀美・法務政務官は「解釈変更で、(検察官の)勤務延長ができる余地はなくなる」と答弁した。

 安倍政権は昨年1月、黒川氏…

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