3度目の緊急事態、我々はどこで間違ったか 識者に聞く

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山本知弘
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 人出が増えれば、5月に再宣言に追い込まれかねない――。前回(2回目)の緊急事態宣言中の2月、宣言解除後に、人の動きが増えるリスクに警鐘を鳴らすリポートを書いていたのが、大和総研の神田慶司シニアエコノミストだ。予測が現実となったいま、神田さんは何を思うのか。

 リスクシナリオが現実になったことを残念に思っています。要因はいくつかありますが、一つは感染力の強い変異株が広がるなか、感染拡大防止と両立し得る人出の水準がどんどん低くなってしまった。それがいまの関西で起きていて、東京でも起ころうとしているというのが私の認識です。

 2回目の宣言で、実際に人出…

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