日本医師会長「早期に緊急事態宣言を」 政府に対応促す
新型コロナウイルスの感染者が大阪や東京などで急増する中、日本医師会の中川俊男会長は14日の定例会見で、いまの感染拡大について「第4波だと思う。だんだん高い波になってきている」との認識を示した。あわせて「先手を打つ意味では、状況によっては早期の緊急事態宣言発令も必要だ。結局発令するなら、できるだけ早く発令するほうが効力を発揮する」と述べ、政府に対応を急ぐよう促した。
大阪府では新規感染者数が13日に1099人となり、初めて1千人を超えた。中川会長は「大阪ではすでに必要なときに適切な医療を受けられないという医療崩壊が始まっている」と指摘。同様の状況が首都圏の1都3県でも「起こりえる」と話し、さらに首都圏の感染者増が全国にも波及する可能性にふれた。
現在、政府は大阪府をはじめ、宮城県、東京都、兵庫県、京都府、沖縄県に緊急事態宣言の前段階にあたる「まん延防止等重点措置」を適用している。各都道府県知事が地域を限定して感染防止対策を打つことができる。
中川会長は「感染者は全国的…
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