芸舞妓らフィナーレ飾る 京都の花街、歌舞練場建て替え

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大貫聡子
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 京都五花街の一つ、宮川町歌舞会の春の公演「京おどり」が11日、千秋楽を迎えた。会場は、100年以上前に建てられた宮川町歌舞練場(京都市東山区)。関係者らが新型コロナウイルス対策を万全に整え、芸舞妓(げいまいこ)らによる舞で、建て替え前最後の舞台を飾った。

京の都に春が来た 花は宮川

 満開の桜を背景に置いた舞台に、色とりどりの衣装をまとった芸舞妓約30人。「京の都に春が来た」、「花は宮川 花は宮川」という歌詞に合わせ、華やかな舞を披露していく。今年で71回目の京おどり恒例の、フィナーレの総踊り「宮川音頭」だ。

 舞妓の君翔(きみしょう)さん(18)は「やっと(舞台に)立てたという気持ち。やりきった達成感があります」。舞妓の小はつさん(17)も「前のお姉さん方がつくってきた歴史や思い出を考えながら、さしていただきました」とうれしげに話した。

やっとたどり着いた舞台

 コロナ禍で昨年は京おどりを…

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