26歳スイマーが初の五輪切符 引き留めた恩師の言葉

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照屋健
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 時間をかけて、答えを出す。女子100メートル平泳ぎで東京五輪代表に内定した青木玲緒樹(れおな)(26)=ミズノ=はそんな人だ。

 3年前、練習拠点のプールでインタビューをしたときのこと。小学生時代から指導を受ける平井伯昌(のりまさ)監督(57)の言葉で、一番印象に残っているものを聞いた。

 「う~ん。ちょっと、考えてもいいですか」

 1時間じっくり話を聞いても、答えは出なかった。「また、思い出したら連絡しますね」

 荷物をまとめてお礼を言い、最寄り駅に向かって歩いていたときだ。

 「すみません、思い出しました!」

 自転車に乗った青木が、追いかけてきてくれた。

 「自分に期待しろ、って言われたんです」

 何度も水泳をやめようと思った。

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 最初は中学3年のとき。「水…

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