新興アパレル、店を倍増 創業者、愛用ブランドに幻滅

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佐藤亜季
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 アパレル大手の大量閉店が続くなか、空いた百貨店内を中心に出店を急ぐ新興アパレルがある。創業10年の「kay(ケイ) me(ミー)」だ。業界で長く一般的だったビジネスモデルとは正反対のやり方で、ファンを増やしている。

 大量の商品を仕入れ、百貨店を中心に「いい値段」で販売。残りはセールで処分する。そんなビジネスモデルは、国内市場が伸びた1980年代まではうまく回った。

 しかし、働き手世代が減り始めた90年代後半からは悪循環が目立つ。大量の在庫をセールでさばき、消費者の不信を招いた。

 東京・銀座に本社がある「kay me」は、そんなビジネスモデルの逆をいく。

 シーズン前に顧客の好みをオ…

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