15周年記念フライトは若手発案の「星空飛行」

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北川慧一
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 航空会社のスターフライヤー北九州市)が16日、就航15年を迎える。移動式プラネタリウムで機内に星を投影する記念周遊フライトを、北九州空港で14日に行う。空の上で星を見る催しは若手社員が発案した人気企画だ。

 スターフライヤーで社内のアイデアコンテストが募集されたのは、2019年夏だった。「入賞すれば実現に動きます」という触れ込みで、入社3年目だった川内丸夏希さん(26)は手を挙げようと思った。入社以来温めていたアイデアがあったからだ。

 川内丸さんは天候や飛行計画をパイロットに伝える運航支援者だ。星が好きで、中学時代に飛行機から見た夜景を鮮明に覚えている。熊本大学理学部で研究テーマに選んだのも流れ星になるコスミックダスト(宇宙のちり)だった。

 川内丸さんのアイデアを具体化してくれたのが、1年後輩で当時グランドスタッフ(地上職員)だった古賀美奈子さん(30)だ。岡山理科大学の建築学科出身で住宅メーカーの勤務経験もある古賀さんは、「空間イメージを考えるのが好き」だという。機内で星空を見つつ、音楽やお酒も楽しめる案を考え、イラストも描いた。

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 企画は入賞したが実現には壁…

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